妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫(だき)の過去が悲しいつらい…鬼滅の刃 吉原遊郭編の鬼の兄妹愛

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妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫(だき)の過去が悲しいつらい…と話題です。
鬼滅の刃の妓夫太郎と堕姫とはどんな人物でどんな過去だったのか。まとめていきます。

※この記事には鬼滅の刃 1期アニメでは放送されていないネタバレが含まれています。ご注意ください。

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妓夫太郎と堕姫は上弦の陸の鬼。兄妹です。 普段は堕姫1人で活動しており、吉原の花魁として人間の中に潜んでいました。 戦闘時に堕姫が斬られるとそこから妓夫太郎が出てきて2人体制で戦います。

通常鬼は日輪刀で首を斬れば退治できますが、妓夫太郎と堕姫に関しては両名の首を同時に切り落とさないと退治できません。

炭治郎をはじめ、善逸、伊之助、そして音柱の宇髄 天元(うずい てんげん)も戦闘に苦戦したほど強い鬼です。

妓夫太郎と堕姫の過去・人間時代について見てみましょう。 全ての鬼は元々は普通の人間でした。

では、妓夫太郎と堕姫はどんな人間で、なぜ鬼になってしまったのでしょうか。

本日WJ34号発売中です!『鬼滅の刃』第119話掲載しています。ぜひチェックして下さい!今週のアイコンは!二本の毒の鎌を操る、堕姫の兄。

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— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) July 23, 2018

妓夫太郎という名前は本名。 妓夫とは遊郭で客の呼び込みや集金をしていた役職の名前。

「ぎう」または「牛太郎(ぎゅうたろう)」という呼び方があったが、妓夫太郎は役職をそのまま名前にされた。

鬼になっても人間の頃の記憶がまだらにあるため、本名を名乗っていた。

江戸時代に羅生門河岸(らしょうもんがし)という遊郭の最下層で生まれ、母子感染ですでに梅毒にかかっていました。 最下層の子供は生きているだけで食費がかかるため、生まれるだけで迷惑な存在と言われる始末。 貧困で不衛生な環境で育ち、ネズミや虫を食べて生きつないでいた。 声や容姿も醜かったため、周りからは虫けら・ボンクラ・のろま・腑抜けなど…この世にある罵詈雑言は全て妓夫太郎に向けられた。

遊び道具は遊郭の客が忘れていった鎌であり、これは鬼になってからの武器にもなっている。

妓夫太郎がつらい環境でなんとか生きつないでいる中、妹が生まれた。
これが後の鬼・堕姫なのだが、本当の名前は梅(うめ)。 母親の病気・梅毒から名付けられたため、響きは可愛いが由来はかわいそうなものだった。

梅は大人がたじろぐほど綺麗な顔をしており、遊女となった。

美しい妹は妓夫太郎の自慢で、自分の劣等感を吹き飛ばしてくれる存在だった。

妓夫太郎は自分が喧嘩が強いとわかり、取り立ての仕事を始め、醜い顔により人々が恐れるので醜さが誇りに変わっていった。

これから妓夫太郎と梅の人生は良い方向に向かう…はずだった。

梅が13歳の時、客である侍の目をかんざしで刺してしまったのだ。
その報復として梅は縛り上げられて生きたまま焼かれてしまった。

妓夫太郎が梅を見つけたときには辛うじて息はあったものの、丸こげで瀕死状態だった。 梅を抱き、泣いて世の恨みを叫ぶ妓夫太郎も、凶暴な取り立てに迷惑していた女将の指図で侍に斬られてしまう。

しかし、妓夫太郎は反撃して侍と女将を鎌で殺害した。

妓夫太郎と堕姫は、通りすがりの上弦の鬼・童磨(どうま)に出会い、2人揃って鬼になった。
瀕死だった梅も鬼になったことにより回復し、妓夫太郎は「何度生まれ変わっても必ず鬼になる。幸せそうな他人を許さない。必ず奪って取り立てる妓夫太郎になる」と言っている。

鬼になったことに後悔はないが、ひつだけ心当たりがあるのは梅のことだった。
梅がもし羅生門河岸で生まれていなければ、真っ当な人間に育っていたのではと考えていたのだ。
梅は妓夫太郎が育てたので、このような人生を歩ませてしまったのだと思っていた。

鬼滅の刃、何度生まれ変わっても(後編)。前編と同じタイトルで、訴えかける主体とテーマが正反対な演出は見事です。兄の妓夫太郎が、妹の生まれを後悔するのに対して、梅は幸せかどうかは自分が決める、自分は何度生まれ変わってもは妓夫太郎の妹でいたいと。炭治郎兄妹と本当に似てる。#鬼滅の刃 pic.twitter.com/ScbFubezF7

— 本の虫 (@hiro_akasaka) February 10, 2018

妓夫太郎と堕姫の最期は炭次郎、善逸、伊之助にそれぞれ首を落とされた。

首だけになった2人は「なんで助けてくれなかったの!?」「お前みたいな奴を今まで庇ってきたことが心底悔やまれるぜ」など、兄妹喧嘩をしてしまう。
妓夫太郎は勢いで「お前なんて生まれて来なけりゃ…」と口にしそうになるが、炭治郎が「仲良くしよう。この世でたった2人の兄妹なんだから」と止める。

消滅した後の世界で、梅は人間の姿に戻っていた。 妓夫太郎は梅に真っ当な人生を歩んで欲しい、自分といると迷惑がかかると思い、わざと突き放すような言葉をかける。

しかし、梅は「ずっと一緒にいるんだから!何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!」と泣きながら訴える。

生前、子供の頃に妓夫太郎は梅に「俺たちは二人なら最強だ。約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない」と励ましており、梅はその言葉を覚えていたのだ。

子供のように泣きじゃくって離れない妹をおぶって、妓夫太郎は梅と共に生涯を終えたのであった。

妓夫太郎と堕姫の過去は救いがなく

凄惨の一言に尽きます。 しかし、その中でも妓夫太郎が梅として守り、梅もまた妓夫太郎を頼っていました。 妓夫太郎の梅を想う気持ちに涙した読者も多いのではないでしょうか。

来世で2人が幸せな世界でまた兄妹として生まれることを切に願ってしまいます。

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