アニメ『映画 ドラえもん のび太の宝島』のストーリーとネタバレ！ゲスト声優は？

子供から大人まで、世代をこえて幅広い年齢層に愛され、日本の国民的アニメの『ドラえもん』。

今回ご紹介する『ドラえもん のび太の宝島』は、2018年に公開された映画で、ドラえもんの映画としてはなんと３８作目となります。

脚本を手掛けたのは、『君の名は。』などで知られる川村元気。
また、ゲスト声優としても様々な豪華俳優人たちが登場し、主題歌は星野源が担当しています。

ドラえもんの映画シリーズは、漫画やアニメだけでなくみんなで楽しめる内容で愛され続けています。

今回の映画も、メインキャラクターの他にどんなキャラクターが登場し、どんなストーリーで楽しませてくれるのでしょうか？！

公開日：2018年3月3日 上映時間：109分 ジャンル：アニメーション 原作：藤子・Ｆ・不二雄 監督：今井一暁

脚本：川村元気

本作は、大人気アニメ『ドラえもん』の３８作目となる映画です。また、創立３０周年を迎えた藤子プロの記念となる作品としてつくられたものになります。

過去のリメイク作品なのでは…と予想されていましたが、完全なるオリジナル作品として仕上がっており、前年に公開された映画に続いて、なんと2作連続となるオリジナル作品なのです。
そして本作は、劇場公開からなんと１ヶ月で389万人を動員しており、44億円という興行収入記録を叩き出しました。
過去作品から立て続けに、不動の人気を誇るドラえもん映画ですが、今回の記録により、3作連続で過去の映画シリーズの記録を超えてしまったのです。

ドラえもん映画といえば、タイトルを見ただけでもワクワクしてくるような特別感がありますが、本作品では『のび太の恐竜』に続きタイトルが６文字という、数々の過去作品の中でもタイトルが１番短いということでも話題となりました。

また、本作では実はキャラクターのデザインも大きく変更されていて、大山のぶ代が声優を担当していた初期の作品を思い出させるような、黒目が小さく描かれているのも特徴的なのです。

映画内の音楽に関しても、過去作品から大きく変わったポイントとして挙げられています。沢田完が、テレビで放映されていたアニメシリーズや、『のび太の恐竜2006』以来、楽曲の担当を続けていましたが、本作では服部隆之が手掛けています。

本作はもともとは、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの『宝島』がモチーフになっていると脚本の川村元気は語っています。『宝島』は子供向けの文学なのですが、『ドラえもん のび太の南海大冒険』という1998年に公開された映画の中で、のび太が実際にこの本を読み、宝探しに興味をもったきっかけとなった…という繋がりがあります。

過去作品との思わぬ接点をつくるというのも、昔からのファンを楽しませてくれるような遊び心を感じます。

映画とはまた異なりますが、小説版も発売がされているそう。
映画とはまた違った観点やテーマなどで、新たに楽しませてくれる要素もあるようなので、興味をもった方は是非小説版も読んでみてはいかがでしょうか。

また、ドラえもんのアニメ映画と言えば、必ずと言っていいほどオープニングがあるのですが、本作では初めてのオープニングがない作品としてもファンの間では話題になりました。星野源が担当をした主題歌にも、主題歌には珍しくドラえもんというフレーズがしっかり入っていたりと、ファンを楽しませる工夫が本編以外にも含まれていて、初めてずくしの作品とも言えるのです。

歴代のドラえもん映画は、感動的な場面も多く含まれています。本作のキャッチコピーは、「見つけたのは、宝物以上の、宝物。」という、心に強く訴えかけてくるようなもの。本作では、のび太やドラえもんなどのお馴染みのキャラクターたちが、宝島を目指して冒険にでる…という内容ですが、ファンには堪らないような秘密道具の数々が見れたり、ハラハラドキドキするような冒険シーンも数多く含まれているため、子供以上に大人がのめり込んでしまうような作品に仕上がっているのではないでしょうか。

また、家族愛というのもテーマとなっているため、大冒険の中にも様々なあたたかい物語を見ることができ、是非家族で楽しんでいただきたい作品です。

冒険をして、宝探しをするのに憧れていたのび太は、「宝島」という本を読んでからというもの、居ても立ってもいられなくなってしまい、ドラえもんに宝探し地図という道具をだしてもらいます。

宝探し地図を覗くと、ある島をみつけます。宝島かもしれないとわくわくするのび太は、ドラえもんやジャイアン、スネ夫やしずかちゃんに声をかけ、みんなでその島を目指して冒険にでることにしました。

島に近づいたときに、なんと海から海賊が現れ、あっという間にのび太たちが乗っていた船に入り込まれてしまいます。みんなで力を合わせて必死に戦いましたが、海賊たちにしずかちゃんを連れ去られてしまいました。
なんとみんなで目指していた宝島はただの島ではなく、あっという間に潜水艦の形に変わり、それに乗った海賊たちはそのまま姿を消してしまうのでした。

途方に暮れたのび太たちの前に現れたのは、漂流していた少年でした。名前はフロック。島に残してきた妹を助けるため、海にでたというのです。
しずかちゃんを助けたいのび太たちも、フロックと共に海賊が乗っていた潜水艦を追うことにしました。

その頃、海賊に連れ去られてしまったしずかちゃんは、セーラという少女と一緒にいました。
なんとしずかちゃんとセーラは瓜二つで、そっくりだったため、しずかちゃんは彼女に間違われて海賊にさらわれたのだと気づきました。

２人は潜水艦の中を散策します。近代的なものやロボットなどがたくさんある船内は、とても海賊船とは思えず、近未来的な印象がありました。
なんとこの船には大きな計画があり、船長は人々を、地球ではない別の星に移住させようとしていました。船長はそれを「ノアの方舟計画」と呼んでいました。

そして2人を乗せた潜水艦は目的地に到着。潜水艦はゆっくりと浮上していき、そのタイミングでのび太たちの乗った船も、やっと潜水艦までたどり着いたのです。
それに気づいたしずかちゃんとセーラは、みんなに気づいてもらうために外にでますが、のび太たちの船は潜水艦に攻撃をされてしまいます。

セーラは無事に逃れ、救命いかだに乗ったのび太たちと合流することができたのですが、しずかちゃんは船長に人質として囚われてしまいます。そして満を持してのび太たちは、しずかちゃんを助けるために再び潜水艦へと急ぐのでした。

この船長は一体何者なのか、なぜこのような計画を経てているのか…ここで真相を知ることになるのです。

島で優秀な技術者であった船長でしたが、愛妻が病死。その後、地球の未来が残酷なものであると見てしまったため、もう地球は助からないと判断。
それからというもの、自分の技術を駆使して「ノアの方船計画」を実行しようとしていたのです。そして何を隠そう、船長はフロックの実の父親でした…。

地球からのエネルギーを使って、宇宙に向かおうとする船。直前でのび太たちは船に追いつきましたが、地球にエネルギーを取り戻すために、必死になって戦うドラえもんも、ついに飲み込まれていってしまいます。
それを見たフロックは、父親を助けられるのは自分しかいないと思い、必死になって戦います。ついには地球のエネルギー玉を、船から離すことができたのです。

のび太は、ドラえもんを助けに行きますがそのまま落下してしまい、空飛ぶ船を操縦したスネ夫によって無事に助けられ、合流することに成功するのです。

そして、父親を説得してまた一緒に幸せに暮らしたいと話すフロックは、父親と和解。
宝物は子供たちだったのだと気づくのです。

自らが決行しようとしていた計画もやめることを決意し、再び島にも平和が訪れました。

海賊船ではメカニック担当として働いていた。セーラの兄である。妹を助けるためにドラえもんたちと海賊船に乗り込む。

主に声優として活躍しており、声優デビュー作となったのは『リトルバスターズ!』の生徒B役。その後、２００人以上の大規模なオーディションにて掴んだ『ガイストクラッシャー』の白銀レッカ役も務めている。
また、第8回声優アワード新人男優賞を2014年に受賞。

近年の主な出演作品は、『進撃の巨人』の少年ジーク役や『ポケットモンスター』のゴウ役など。

見た目はしずかちゃんと瓜二つで、海賊が間違えてしまうほど。フロックの妹で、海賊船の中の食堂で働いている少女。

声優業以外でも、無題女優や歌手としても肩書ももつ。『GTO』のヒロイン、冬月あずさ役が声優としてのデビュー作である。

近年の主な出演作品は、『キラキラハッピー★ ひらけ!ここたま』のミシル役や、『天晴爛漫!』のソフィア・テイラー役など。

謎の海賊船の船長。宝島に眠っている財宝の鍵を握っており、「ノアの方船計画」という恐ろしい計画を企てている。

タレントや俳優としてだけでなく、歌手や作家・声優として幅広く活躍中。俳優としても、様々な受賞歴をもっている。

声優としては、『千と千尋の神隠し』の番台蛙役や、『ハウルの動く城』のかかしのカブ・兵士B役など、様々なスタジオジブリ作品にも出演。
その他、『ブレイブ ストーリー』ではキ・キーマ役、『レイトン教授と永遠の歌姫』にて 主人公・レイトン教授役なども務めている。

オウム型のロボット。フロックのペットである。様々なクイズをだしてくれるが、すべて冒険のヒントになっている。

声優や歌手、女優やタレントとして幅広く活躍中。声優として初めて仕事をしたのは小学5年生。『キノの旅』のさくら役としてデビューし、声優業に力を入れるようになる。

今までの主な代表作には、『君の名は。』の名取早耶香役や、『ポケットモンスター ベストウィッシュ』のアイリス役などがある。

本作でもやはり、「感動した」「泣けた」という感想がとても多いように感じました。
ドラえもん映画ならではの、心温まるストーリーが魅力的なんですね。

また、劇中でセーラやしずかちゃんが作るパンが美味しそうという感想もたくさんありました！
とにかく絵がとても綺麗なので、ストーリー以外でも楽しめる部分が満載ですね！

今回ご紹介した『ドラえもん のび太の宝島』はいかがでしたでしょうか？

過去作品と比べても特に冒険感が強くて、探検をしたり戦ったり…子供がわくわくするシーンはもちろんですが、そんな中にも家族愛のようなほっこりするテーマや友情もたくさん描かれており、さすがは大人気の国民的アニメだなぁと思わせられてしまうほど。
子供だけでなく大人まで感動してしまうような本作。

是非家族で見ていただきたい作品です。

過去にも数々の感動的な映画が多かったように思いますが、本作も、また何度でも見返したくなるような素敵な作品に仕上がっているかと思います。また、シリーズも３８作目ともなれば、どんどん進化しているようにも思えますね！

これを機に、過去の作品も順番に見返していくのも、面白いかもしれません。
興味を持っていただけた方は、是非一度ご覧になってくださいね！