アニメ映画『アナと雪の女王2』ネタバレと評価レビュー!オラフの声優は?

2014年3月14日に公開された『アナと雪の女王』
興行収入は254億7000万円で邦画・洋画を通しトップ。
さらに劇中歌の「レット・イット・ゴー」はアカデミー賞受賞やゴールデングローブ賞ノミネートなど輝かしい脚光を浴び、日本でも社会現象になるほど大人気となりました。

そんな『アナと雪の女王』の続編として2019年11月22日に公開されたのが『アナと雪の女王2』
キャッチコピーの「なぜエルサに力を与えられたのか」の通り、今作ではエルサの魔法についてのお話です。

大人気アニメ映画の続編。気になるその情報と結末をわかりやすくまとめていきます。

アレンデール王国を治めるエルサとアナの姉妹は、深い絆で結ばれ、幸せな日々を過ごしていました。しかし、エルサにしか聞こえない不思議な“歌声”によって、姉妹は未知なる世界へと導かれます。それが、エルサの“魔法の力”の秘密を解き明かす、驚くべき旅の始まりとなったのです…。
なぜエルサに力は与えられたのか?彼女が目覚めさせてしまった精霊とは?アナとエルサに加え、前作で大事な仲間となったクリストフとオラフと共に歩む先で待ち受ける冒険と明かされるすべての秘密とは一体・・・? ※この記事の後半は映画の結末・ネタバレが含まれます。ご注意ください。

公開日 2019年11月22日
上映時間 133分(1時間43分)
ジャンル コンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画
監督 クリス・バックとジェニファー・リー
制作会社 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ

エルサ:松たか子
アナ:神田さやか
クリストフ:原慎一郎
オラフ:竹内俊輔

<アナとエルサの両親>
イドゥナ王妃
:吉田羊
アグナル国王:前田一世

※ここからは映画の結末・ネタバレが含まれます。ご注意ください。

エルサとアナがまだ小さく、一緒に遊んでいた頃。
魔法の森ごっこをしていた姉妹に父のアグナル国王はとある昔話をしました。

北方の森にはノーサルドラ人という“魔法の森”で生活をする先住民族がいました。 水が人を運んでくれたり、必要な時に火が灯ったり、風は子供を持ち上げて遊んでくれたり…

自然の不思議な力で人々は生活していたのです。

エルサとアナの祖父にあたるルナード国王は、そのノーサルドラ人と友好関係を結び、平和の証を築くため大きなダムを建設しました。
ルナード国王は、まだ少年だったアグナル王子(エルサとアナの父)とアレンデール兵達を連れて魔法の森での祝宴の席へ出席します。
しかし、アグナル王子が少し席を外している間に、なぜか祝宴の席は争いの場へと変わっていました。

ノースルドラ人とアレンデール兵はそれぞれ武器を持って戦っており、それに怒った精霊達は木々を燃やし、風を大きく吹かせました。
そして濃い霧が“魔法の森”を覆い、人々を閉じ込めてしまいました。

ちなみにアグナル王子は風に飛ばされ地に頭を打ち、気を失ってしまいますが、
目を覚ますとアレンデール王国に戻っており、戦いで亡くなった祖父から国王の座を受け継いでいます。

その話を聞いてエルサとアナは「なぜ戦いが起きてしまったの?」「今後古代の魔法が目覚めることはあるの?」と疑問を持ちますが、母の子守唄「アートハラン」を聞いて姉妹は眠りにつきました。

時は戻り、舞台は前作から3年後のアレンデール王国。 「真実の愛」を見つけて魔法の力をうまく操れるようになったエルサは、今までアナと過ごせなかった時間を埋めるように幸せに過ごしていました。 また、アナの恋人であるクリストフはアナにプロポーズをしようと心に決めていました。

度々プロポーズのチャンスはあるものの、アナとの会話の食い違いやタイミングを見損ない度々失敗してしまいます。

ある日、エルサにのみ不思議な歌声が聞こえます。
エルサは「歌声は自分を呼んでいる」と感じながらも、エルサはその歌声を拒みます。
それは、アナ達と過ごす平穏な生活が壊れるのを恐れたからです。

ディズニー・スタジオ(@disneystudiojp)がシェアした投稿 – 2019年12月月3日午前2時58分PST

エルサが歌声を拒んでいると、突然アレンデール王国の火や水が消え、強い風が吹き荒れます。 異変に気づいた住民達は外に出ますが、風の強さで押されるように人々は崖の上に向かって流されていきます。

大地も波打ち、不思議な力によって強制的にアレンデール王国から避難させられたのです。

エルサ、アナ、クリストフ、スヴェン、オラフもアレンデール民と共に崖の上へと避難していました。

困惑しているアナに、エルサは「自分だけに歌が聞こえる」ということを話します。
アナは「なぜ相談しなかったのか」等と詰め寄りますが、エルサはその歌声に対して「悪い人じゃないと思う」と言います。

そこにトロール達が駆けつけてきます。
トロールの長老・パビーは「古代の魔法が目覚めた」と言い、過去に失われた絆を取り戻す必要があると告げられます。

エルサは、自分にだけ聞こえる歌声と何か関係があると思い、
アレンデールの秘密を探るためにもエルサの歌声を頼りにアナ、クリストフ、スヴェン、オラフと共に旅に出るのです。

道中、オラフはどうでもいい豆知識を話して皆を困らせるのですが、その中でも「水には記憶がある」というキーワードはのちに大きな役割を果たしてくれます。

ディズニー・スタジオ(@disneystudiojp)がシェアした投稿 – 2019年11月月25日午前1時37分PST

道を進んでいると、エルサは「歌が聞こえる」と行って馬車を降ります。

一同もエルサの後を追うと、目の前に真っ白な濃い霧が壁のようになっていました。

オラフやクリストフ、アナが霧の中に入ろうとしても弾き返されて中には入れません。

しかし、エルサが手を差し込むと招き入れるように霧が割れたのです。

エルサと一緒に霧の中に入る一同。
すると、ノースルドラ人とアレンデール兵たちに出会います。“魔法の森”に閉じ込められた人たちでした。
2組はいまだに争っているようで、敵対しているようでした。

最初はエルサ達の存在も警戒を敵視していた双方。 しかし、オラフの懸命な説明によりアレンデール兵の誤解はすぐに解けます。

その中には、ルナード国王に付いていたマティアス中尉もいました。

そして、ルナード元国王の孫、アグナル国王の娘である自国の王女達(アナとエルサ)に出会えたことに喜びます。

これによりアレンデール兵はエルサ側につくことになるのですが、 もちろんエルサ達はノースルドラ達へ敵意もないため、争いを止めるよう言います。

すると、そこに火の精・サラマンダー(小さなトカゲ)が登場し森の木々を燃やしてしまいます。

しかし、なんとか氷で火を消し、サラマンダーを捕まえたエルサ。 大事にならなかったことに安堵し、アナもエルサの元へ駆け寄ってショールをかけてあげます。

すると、その様子を見ていたノーサルドラの指導者・イエレナが「そのショールをどこで手に入れたのか」と問います。

実はこのショールはエルサとアナの母の形見であり、ノーサルドラに伝わる伝統的な織物だったのです。
そこでオラフが言っていた「水には記憶がある」という言葉を頼りに、エルサが魔法で記憶を氷で視覚化。
すると、昔にアグナル王子(エルサとアナの父)を助けたのはノーサルドラ人の母・イドゥナだと判明。
つまり、エルサとアナの両親は敵国同士の民だったのです。

敵であるはずのアレンデールの王子とのちに結婚したイドゥナ。
その間に第一子として生まれたエルサに、精霊達は魔法が使える力を宿したのです。

ショールがきっかけでエルサ達はノーサルドラ人たちとも和解。
そこでエルサは“魔法の森”には4つの精霊(火・水・風・大地)がおり、もう一つ5つ目の精霊が存在することを教えてもらいます。この5つ目の精霊が何かはまだ誰もわからないのでした。

一方クリストフは、アナへのプロポーズが成功しない悩みをノーサルドラの少年に相談していました。 「とっておきのプロボーズの舞台を用意するよ!」と言われ、クリストフはスヴェンを連れてキャンプを離れます。

しかし、その間にエルサとアナ、オラフは大地の精・アースジャイアントの姿を目にして早々にキャンプを離れてしまうのでした。

エルサ達はとある難破船を見つけます。それは、両親が乗っていたはずの船でした。 船の中にある防水の荷物入れを探すと、その中には地図と母・イドゥナのメモ書きが見つかります。

そこには、両親がエルサの魔法の謎を解き明かすために“アートハラン”へ向かっていったことを示すものでした。

しかし、その航海中、ダーク・シーと呼ばれる荒波に船が転覆してエルサとアナの両親は帰らぬ人となったのです。

“アートハラン”が本当に実在した驚きもありましたが、
エルサは「自分のせいで両親は死んだ」とショックを受けます、自らの手で魔法の秘密を解き明かすべく、1人で海の向こうのアートハランへ向かおうとします。
アナは一緒に行こうと説得をしますが、エルサの魔法でオラフと共に遠ざけられてしまいます。

アートハランへ行くため、ダーク・シーの海を魔法の力だけで越えようとするエルサ。
しかし、大きな波や、水の精霊・ノック(馬の姿)に攻撃され苦戦します。
最終的にはノックに魔法で手綱をつけて手懐け、海の上を走ってアートハランへと向かいます。

無事にアートハランに着き、氷の洞窟のようなところに入ると様々な記憶が蘇ります。
その中に、祖父・ルナード国王がノーサルドラと友好の証を結ぶのは真っ赤な嘘であり、ダムを建てた本当の目的が精霊達の力を弱めることだったことを知ります。(精霊の力で武力がアレンデールより上回るのを恐れたため)
そして、祝宴の場でルナード国王は油断して丸腰だったノーサルドラの長を武器を持って襲ったのです。
こうして争いが始まり、巻き込まれたアグナル王子を助けたのがイドゥナでした。

真実を知ったエルサはアートハランの洞窟の奥で氷漬けになってしまいます。
しかし、わずかな力を振り絞って、エルサはアナに向かって魔法を投げ、過去の真実を伝えました。

ディズニー・スタジオ(@disneystudiojp)がシェアした投稿 – 2019年11月月12日午前12時13分PST

一方、エルサに引き離されたアナは、オラフと共に洞窟をさまよいます。 すると、オラフの体が少しずつバラバラになっていくことに気づきました。

「エルサの魔法が弱くなっている」というオラフ。その意味に、アナは嫌な予感を感じます。

オラフを抱きしめるも、どうすることもできず、オラフは消えてしまいました。

悲しみに暮れるアナの元へ、エルサの真実を告げる魔法が届きます。
アナもまた、森で起きた争いの真実を知りました。

アナは友好の証ではなく、ノーサルドラを討つための罠だったダムを壊すことを決意します。
谷で眠っている大地の精霊・アースジャイアント(巨体)を起こし、わざと攻撃をさせてダムまで誘導していきます。
スヴェンと一緒にアナ達を追いかけていたクリストフも合流し、ダム付近にいたマティアス中尉や番兵に協力をお願いします。

アースジャイアントが投げつける巨大な岩がダムに命中し、アナの思惑通り、ダムは決壊したのです。
しかし、決壊したダムから流れ出した大量の濁流の先にはアレンデール王国が。
このままではアレンデールの街が水に飲まれ、国が流されてしまいます。

ですが、ダム決壊により凍り付いていたエルサが復活しており、水の精霊・ノックに乗って駆けつけ、濁流の前に立ちはだかります。
街が濁流に飲み込まれる前に、エルサは大きな氷の壁を作って濁流から国も守ったのです。

そして、エルサが居なくなってしまったと悲しんでいるアナの元に、エルサはノックと共に合流します。 オラフも魔法により復活し、無事にまたエルサ、アナ、クリストフ、スヴェン、オラフが揃ったのです。

オラフが「これで全部終わりかな」と言ったところで、クリストフは「もう一つ」といってアナの前に立ちます。

そこで、クリストフはアナにようやくプロポーズをすることができ、アナもそのプロポーズを「いいよ!」と受け入れるのでした。

また、第5の精霊は氷の魔法を与えられたエルサ自身と判明。
アナはアレンデール王国の女王となり、エルサは氷の精霊としてノーサルドラへ残り、ノーサルドラ女王として魔法の森で暮らすことになりました。

2人は、女王としてアレンデールとノーサルドラを繋ぐ架け橋となったのです。

おしまい。

fa-checkエルサとアナの両親は、いわば敵国同士の結婚だった
fa-check長女であるエルサに精霊達は力を授けた。
fa-checkエルサは魔法の力で精霊を鎮め、国同士の問題も解決。
fa-checkエルサは5つ目の氷の精霊だった。
fa-checkアナはクリストフと結婚し、アレンデールの女王になる。
fa-checkエルサはノーサルドラの女王になる。

※感想にも映画の結末・ネタバレが含まれます。ご注意ください。

今作は、前作と比べて少し大人向けのエピソードな印象を受けました。

アナと雪の女王2で、エルサとアナは離れ離れに暮らすことを選択しましたが、
この結末は、国や姉妹にとって一番良い“幸せ”の形なのでしょうね。
しかし、姉妹はこまめに手紙のやり取りをしたり、エルサは水の精霊・ノックに乗ってアレンデールへいるでも帰れる環境です。(毎回ダーク・シーを超えるのは大変な気もしますが…)

あなたはこの作品の結末をどう見たでしょうか。

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